富山県

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家事・育児シェアリングプロジェクト

■実施期間 
令和4年10月19日(水)~令和5年2月24日(金)

■応募期間 
令和4年11月2日(水)~令和5年2月28日(火)

■参加対象 
富山県にお住まいで、未就学児のいる家庭
※複数回の応募も可能です。

富山県では、男性の積極的な家事・育児参画を進め、家庭内で家事・育児シェアについて話し合い、
家事・育児負担の夫婦間の偏りを是正するために、男性が家事・育児に継続的に取り組むキャンペーンを実施します。

専門家監修 診断チャート付き

さぁ、勇気をもって話そう。
家族の未来は変わるから。

このプロジェクトについて

男性の家事・育児が「当たり前」になってきています。
夫婦の間で「いっしょにやろう」と思っていても、
いつの間にか、女性が家事・育児に常に追われている。
そんな悩みを抱える家庭は、とても多いはず。

ただ忘れがちなのは、どの夫婦もお互いを大切に思っているということ。
妻に、もっと自由時間を持ってもらいたい。
妻に喜んでもらえる家事・育児ができない自分に悩んでいる。
その気持ちを伝えられないまま、普段どおりに振る舞う男性も多いのではないでしょうか。
「え?そんなことも夫婦なのに言えないの?」と女性は思うかもしれませんが、
うまく表現できない不器用な人が、あなたの隣にいるかもしれません。

このプロジェクトは、そんな「すれ違い」をなくし、
ポジティブな変化が毎日訪れることを目指すものです。
続けることで生まれるのは、もっともっと深い、家族の絆です。

変わろうとする気持ちが、男性から女性に伝わったのなら、その勇気を認めてほしい。
女性から男性に伝わったのなら、勇気をもって踏み出してほしい。

まだまだ、子育ての道のりは長いから。
子どもの成長を喜ぶように、夫婦の成長を喜び合おう。

プロジェクトに必要なもの。
それは、1つのシートと、あなたの勇気。

「家事・育児シェアリングプロジェクト」は、専用のシートを利用し、ご夫婦でコミュニケーションをとりながら、
「STEP.0」から「STEP.4」までの順に沿ってチャレンジします。

シートをお持ちでない方は、PDFをダウンロードしてください。

取組時間の目安

  1. 「STEP.0」から「STEP.3」までをシートに記入する・・・・15~30分
  2. 「STEP.3」で決めた取組を実践する・・・・・・・・・・・・・・・・・・2週間
  3. 「STEP.3」の結果を「STEP.4」に記入する・・・・・・・・・・・・15分
三木 智有

監修三木 智有

NPO法人tadaima!代表 家事シェア研究家

平成23年、家は家族にとって何より"自分らしくいられる居場所"であって欲しいという想いから、「10年後も"ただいま!"と帰りたくなる家庭」で溢れた社会の実現を目指し、NPO法人tadaima!を起業。
日本唯一の家事シェア研究家として、家事シェアを広める活動を行う。

シートをダウンロードする

シート DOWNLOAD

診断結果について

家事・育児のスキルやシェアの状況を、自己採点。その後、各ご家庭のタイプ別に、シェア方法をアドバイスします。

スキルとオーナーシップの差はいかがでしたか?
お互いのチャートの形を比べながら、なぜその点数にしたのかを話し合いましょう。

A.家事・育児への関心度

二人とも高得点

二人とも家事・育児へのオーナーシップをばっちり持っていますね。
ここで確かめたいのはお互いのオーナーシップがパートナーにちゃんと伝わっていたかどうか。伝わっていたのなら何も言うことはありません。今日初めて確認できたのなら、二人の次のステップは、家事・育児のことを「思う」に留まらず、「実行に移す」です。
率先して行動を起こせるようになることで、お互いに感謝の気持ちが伝わり合うようになります。二人のオーナーシップを思う存分発揮し合ってみてください!

バラつきあり

家庭の営みへの関心が低いことは、パートナーにとってイライラやモヤモヤの原因となりえます。その差が大きいほど気をつけなければなりません。
家庭に対して関心の低いあなたは、パートナーに言葉にできない不満を抱えさせているかもしれません。
家事・育児においてパートナーが何をしているのか、どんなことを考え、悩み、喜びを感じているのか。そうしたことを「知る」ことで、関心度を少しずつ高めていくことができるでしょう。

二人とも低得点

家事・育児は、お互いがオーナーシップを発揮することで良い循環が生まれます。
まずはお互いが「自分は関われない」と思っている理由を探ってみましょう。仕事が忙しいからなのか、時間や気持ちのゆとりがどうしても持てない状況なのか、親などの周りの人に頼りきってしまっているのか。
次に、自分の中のオーナーシップを意識してみてください。自分が日々行っている家事・育児に自信を持つこと。自分を認めてあげること。そこからスタートしてみましょう。

B.シェア環境の充実度

二人とも高得点

シェア環境が高得点の二人は「協力し合うこと」をよく理解し、実現されていますね。
環境が整っていることは、忙しいときや余裕がないときに大きな力になります。職場において環境が整うことで生産性が上がるように、家庭でも家事・育児の効率がUPします。
物の収納場所も、二人で話し合う関係性も、子どもの成長など家族のフェーズによってどんどん変わっていきます。変わっていくのは当たり前と、その時々に合わせてブラッシュアップを続けてください。そうして生まれた「気持ちや時間のゆとり」こそがシェアの醍醐味です。

バラつきあり

パートナーより点数が低いあなたは、パートナーを"ワンオペ"にさせているかもしれません。特に育児は、家族や地域、たくさんの周りの協力を得ながら行う必要があります。その最も重要な担い手である夫婦で色々と話し合う機会を増やしてみましょう。
パートナーより点数が高いあなたは、パートナーがどうしたら家事・育児に取り組みやすいか考えてみると良いでしょう。日々の工夫も伝わりきっていない可能性もあります。特に、物の収納場所をお互いが把握していることは、家事・育児をシェアするための土台となります。あらためて工夫を伝えてみてください。

二人とも低得点

二人とも点数が低い場合、家のポテンシャルを充分に発揮できていない可能性があります。
収納はただ家をキレイに保つだけではなく、使いやすさ、協力しやすさを生み出してくれます。ぜひ二人で一緒に家の片付け等に取り組んでみてください。
また、環境だけでなく、気持ちをわかり合うことも大切です。夫婦だと「言わなくてもわかってくれるはず」とつい思いがちですが、その思い込みがすれ違いのもとになることもあります。特に、感謝の気持ちはお互い率直に相手に伝えましょう。

C.家族の「食べる」を支えるスキル

二人とも高得点

家族の食事を用意し続ける、というのはとても大変なことです。1日、2日ではなく、何年も続けなくてはならず、継続することは難しいですが、それを続けている二人は本当に素晴らしいと思います。
料理をすることだけが「食べる」のサポートではありません。忙しいときや作る気力がないときは、外食・出前・お弁当・惣菜なども取り入れつつ、「食べる」を家族で楽しんでください。

バラつきあり

自分とパートナーの点差が大きい場合は、相手にお願いしたときに不満を感じやすいかもしれません。
在庫管理、栄養、料理の段取りは一朝一夕で身につくスキルではありません。点数が高い人がパートナーにお願いするときは、そうしたところは少し目をつぶることでイライラせずに任せられるようになります。
点数が低い人は、もしかしたら時間がない、料理が苦手、など事情があるかもしれません。その場合、もし平日に時間が取れないようなら、休日に作ってみるなどできる時間を見つけて挑戦してみましょう。
また、料理をしていない方が洗い物をするなど、お互いが助け合うパターンをつくるのもおすすめです。

二人とも低得点

料理が苦手でも家族の「食べる」を支え、パートナーをサポートすることはできます。簡単な朝食づくりから始めてみる、洗い物が出ないように作るにはどういうメニューがいいか調べてみるなど、実際に作る以外にも、たくさん支え合えることがあります。
また、料理をすることがお互いにストレスと感じるのなら、家事代行を活用するなど第三者の手に委ねることも選択肢の1つです。一緒にどんなサービスがあるのか探してみるのもコミュニケーションになります。
「食べる」は家族の健康管理そのものです。お互いに支え合い、意識し合うことが大切です。

D.家族の「清潔」を維持するスキル

二人とも高得点

生活するうえで必要な掃除、洗濯のスキルはバッチリですね。
「清潔」は個人の価値観の差が出やすい項目でもあります。一方が「これで充分キレイ」と思っていても、もう一方は「まだ散らかっている」と思うことも。大切なのは、家族の「清潔の価値観」が揃うこと。だから、いつもモデルルームのようにピカピカである必要はないのです。
清潔の価値観が大きくズレていないかどうか、最後にそれだけ確認しておくとよいでしょう。

バラつきあり

清潔は、マイナスを0に戻す要素の強い家事です。自分が気をつけていても、家族が散らかした物を片付けなくてはならない、なんてことも多いと思います。
子どものおもちゃなどは、まさにそうですね。掃除や片付けの手間を少しでも楽にするには、自分で出した物は自分で片付けることが必要です。
点数が低かった人は、まずは自分がマイナスを増やさないことを意識してみてください。洗濯物の裏表をきちんと直すなど、日々の生活で簡単にできることもあります。

二人とも低得点

まずは、日々の生活の中で「家事のマイナス」を増やさないように気をつけましょう。
家事のマイナスとは、出しっぱなし、散らかしっぱなし、汚しっぱなしなど。これらは、誰かの手を煩わせることになります。
自分で出したら自分で片付ける。夜遅く自分だけが食べた食器は自分で洗う。そうした「気遣い」だけで、家族の手間を減らすことができます。洗濯物なども、自分の分は自分でたたんで収納するなど、できることから始めてみましょう。
ぜひ、ご夫婦で効果的なシェアポイントを話し合ってみてください!

E.育児を担うスキル

二人とも高得点

育児を頼り合えるパートナーとして、きっとお互いが支え合っているのだと思います。
育児における最低限のスキルをお互いが持っていることで、手間が省けるだけではなく、気持ちにゆとりが生まれます。このゆとりの中に、子どもを可愛く、愛おしく思える気持ちが入ってくるのです。
育児を助け合えるというのは、子どもにとって何よりのセーフティーネットになります。
育児は子どもの成長や親の働き方の変化などで、助け合う役割が変わっていきます。様々な変化があっても、話し合うことで乗り越えることができると思います。

バラつきあり

点数が低い人は、パートナーをワンオペ状態にしているかもしれません。
育児は経験しなければ、できるようにはなりません。そして、一般的な家事以上に、できないことは家族や子どものリスクとなりえます。委ねられたときに失敗してしまうこともあるかもしれません。でも、その失敗がなければできるようにはならないのです。安心して一日中子どものお世話ができるようになるために、失敗を恐れず挑戦し、パートナーからアドバイスをもらうことで、二人の点差を縮めていきましょう。
点数が高い人は、これを機にパートナーの失敗を恐れず任せてみて、お互いに助け合って育児に取り組める関係をつくりましょう。

二人とも低得点

「できない」というのは、相手をワンオペにしているということになります。やり方がわからないなら、夫婦でよく話し合ったり、一緒に調べたりしましょう。経験がなくて自信がなくても、回数を重ねることで必ずできるようになります。
特に、自分と子どもだけで買い物へ行くことは、とてもいい経験になります。子どもを抱っこしながら買物袋を持つのが大変なことや、レジに並んでいる間に子どもが泣いてしまうことなど、思うようにいかないこともあります。
「大変な思いをすること」が大事なのではなく、「大変な思いをしているパートナーの気持ちに寄り添えるようになること」が大切です。点数が上がっていくほど育児の助け合いを安心してできるようになります。今からでも遅くありません。高得点を目指してください!

参加されたご家族の
GOODシェアリング集!

家族の形はたくさんあり、家事・育児シェアの形もそれぞれの家族の数だけあります。
「こんなやり方があったのか!」「これならわが家でもできそう!」など、楽しみながら見ていただき、家族にぴったりの家事・育児シェアを考えましょう。

本プロジェクトに参加した村西さんご夫妻。
家事・育児をシェアすることで村西家にどのような変化が生まれたのか、ぜひご覧ください。

パパの家事スキルが上がった⁉ママスキースタッフが『家事・育児シェア』にチャレンジしてみました★

未就学児ママのための情報サイト「ママスキー」のスタッフが家事・育児シェアにチャレンジ。
淡い期待から始めたチャレンジの結果はいかに!?

パパが激変⁉家事も育児も『シェア』すれば楽しさ倍増♡|家事・育児シェアリングプロジェクト

未就学児ママのための情報サイト「ママスキー」スタッフの気になるチャレンジ後の話。
チャレンジ期間は頑張るけど、終わるとまた元の生活に戻るんじゃないの?と不安が・・・。
実際はどうだったのかご覧ください。

監修 三木さんによる総評

参加されたご夫婦の家事・育児シェアリングのカタチを見て、
ご夫婦、そしてプロジェクトへのコメントを頂きました。

プロジェクトにご参加くださったみなさま。
本当にありがとうございます。

2週間の家事・育児シェアリングプロジェクトは、適当にやってできるものではなく、なかなか大変だっただろうなと思います。
ですが、このキャンペーンをきっかけに、

  • キャンペーンに参加して、「意識付けてやってみる」ことの大切さがわかった。
  • 朝の支度は私ばかりやっていて前々からこれはどうなんだ?と思っていたところに役割分担できるきっかけができてよかった。
  • 家事・育児に夫婦で目標を持って取り組むことにより、夫婦間のコミュニケーションが深まったうえ、子どもたちとも会話をすることが増えた。
  • 主観ベースとはいえチャートの形になったことで、お互いに怠けているのではなくて、お互いに苦手な分野なんだと割り切ることができた。

などなど、とても全部は紹介しきれませんが夫婦間で大きな変化を得た方も多かったようです。

家事・育児シェアとは「夫婦5:5でやろう」ということではありません。
まして、すべての家事・育児を完璧にこなせるようになろうね、なんてものでもない。

もっとも大事なのは「夫婦間で合意が取れているかどうか」なのです。
シェアの形がどうであれ、お互いが納得し、助け合えている実感が得られているなら、それでいいと僕は思います。

その納得感を得るために必要なのが「夫婦の話し合い」です。

じつはお互いに不満を抱えていた。
助けてほしいと、伝えられずに苦しい。
言ってくれれば、助けてあげられたのに。

お互いを思う気持ちも、話をしなければ伝わらないことも多いのです。
家事・育児をシェアすることは、話し合いのきっかけをたくさん作ってくれます。

シェアすることを目的にするのではなく、
家事・育児シェアをきっかけに、お互いが支え合い、助け合える関係を育んでください。

みなさまのお家が、10年後20年後も「ただいま」と帰りたくなる家庭であることを、心より願っております。

NPO法人tadaima! 三木智有

NPO法人tadaima!
三木智有







新田知事も出演
家事・育児シェアリング実践動画

男性が家事・育児に取り組む際のポイントを家事シェア研究家が解説。
家事・育児を実践するのは、新田知事と1児のパパである村西智宣さん。
2人のチャレンジから、家事・育児のスキルやマインドを考えてみませんか?

出演者紹介

新田 八朗

新田 八朗(富山県知事)

普段はゴミ出しや庭の手入れなどを担当しています。今後はもっと料理に挑戦し、朝食のレパートリーを増やしていきたいです。家事・育児を夫婦でシェアすることで、お互いのウェルビーイングも向上すると思います。

村西 智宣

村西 智宣(1児のパパ)

結婚4年目、妻と1歳の娘の3人暮らしです。家事や育児は分からないことばかりですが、自分にできることをもっと増やして妻に自由な時間をプレゼントしたいです。

三木 智有

監修三木 智有

NPO法人tadaima!代表 家事シェア研究家

林 藍菜

林 藍菜(フリーアナウンサー)

富山で活動するフリーアナウンサーで
2児の母。
仕事に家事に育児に奮闘中!
子育て世代に役立つ情報も発信。
得意料理はハンバーグ。

休日昼
前編(洗濯/掃除・収納)

新田知事と村西さんが、「洗濯」と「掃除・収納」に取り組みます。
2人の家事スキルやいかに。

休日昼
後編(洗濯/掃除・収納)

三木さんから「洗濯」と「掃除・収納」のテクニックだけではなく、家事シェアに対する姿勢も学ぶ新田知事と村西さん。
実践を通して2人の心境に変化が!

平日朝
前編(料理/育児)

新田知事と村西さんが、忙しい平日の朝に取り組むのは「朝食づくり」と「子どもの身支度」。
限られた時間の中で、効率良く家事・育児をするポイントとは?

平日朝
後編(料理/育児)

平日の朝に家事・育児をスムーズに行うための必要なポイントに気づいた新田知事と村西さん。
慌ただしい朝を、パートナーと気持ち良く過ごすために大切なこととは?

座談会編

家事・育児シェアリングについて熱く語る新田知事と村西さん、そして三木さん。
「シェア」することで生まれる家庭の変化とは一体!?

村西家実践編

村西さんが家庭で家事・育児シェアリングに挑戦。
シートを活用することで見えてきた家事・育児の現状。家事・育児シェアリングで夫婦・家庭に変化はあったのか?

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